主な熱帯魚の原産地
主な熱帯魚の原産地は、南米(アマゾン川、ネグロ川)、アフリカ(コンゴ川、マラウイ湖、タンガニーカ湖)、東南アジア、オセアニアです。それぞれの地域に生息している熱帯魚を確認してみましょう。
南米
世界一淡水魚が生息しているのが南米です。輸入されている熱帯魚のうち、約7割は南米からのものと言われています。*1南米には、世界最大の河川であるアマゾン川、アマゾン川支流のネグロ川が流れています。
アマゾン川
アロワナ、コリドラス、ネオンテトラ、ピラニア、プレコ、レッドテールキャットetc…
ネグロ川
カージナルテトラ、ヘッケルブルーディスカス
アフリカ
南米の次に熱帯魚の輸入量が多いのがアフリカです。アフリカには、コンゴ川という大きな河川と、マウライ湖、タンガニーカ湖という湖があり、この河川と湖に多くの熱帯魚が生息しています。あまり馴染みがないと思いますので、下記の概要を確認していきましょう。
コンゴ川
コンゴ川は,流域面積はアマゾン川に次いで世界第2位(約 369 万㎢),幅は 10 ㎞を超える所もあり,長さは世界第5位(約4,370 ㎞)。5か国(コンゴ(民),コンゴ(共),中央アフリカ,アンゴラ,ザンビア)を流れる国際河川。*2
シクリッド系、サカサナマズ、シノドンティス
マラウイ湖
マラウイ国土の5分の1近くを占めるマラウイ湖は,ビクトリア湖,タンガニーカ湖に次ぐアフリカ大陸で3番目に大きな湖で日本の琵琶湖の 46 倍の大きさです。マラウイ湖の北東はタンザニア,東部の一部はモザンビークに接しています。*3
ピーコックシクリッド、キルトカラーモーリー
タンガニーカ湖
東西 40~50 ㎞南北 650㎞に細長く伸びるタンガニーカ湖は,水深1,470m(世界第 2 位)の淡水湖で,バイカル湖に次ぐ世界で 2 番目に古い湖です。*4
ネオランプロローグス・ブリシャールディ
東南アジア
タイ、インド、インドネシア、スリランカ、シンガポール、マレーシア等
スマトラ、ラスボラ、バルブetc... コイ科の仲間が多い
オセアニア
オーストラリア、ニューギニア
レインボーフィッシュの仲間
*1:熱帯魚の医・食・住―60センチ水槽で飼う p16参照
*2:外務省 アフリカ各国トピックス コンゴ民主共和国p3 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000467807.pdf
*3:外務省 アフリカ各国トピックス マラウイ共和国p2 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000483522.pdf
*4:外務省 アフリカ各国トピックス ブルンジ共和国p3 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000480560.pdf