名前:ゼブラ・ダニオ
学名:Danio rerio
原産地:東南アジア
全長:4㎝
水質:弱酸性~中性
寿命:2年程度
繁殖:簡単
飼育難易度:簡単
概要
体にある縞模様のストライプがシマウマに見えるため、ゼブラと呼ばれています。すばやく活発に泳ぐ元気な魚です。
飼い方ポイント
水質にもうるさくなく、初心者でも飼いやすい入門的な熱帯魚です。全長4センチ程度の小型魚ですが、活発に泳ぎ回る特徴もあるため、少し広めの水槽で飼ってあげた方がゼブラダニオにとってより良い環境になるかと思います。飛び出しの事故には注意しましょう!
繁殖について
複数匹のゼブラダニオを飼育し、しっかりと栄養を与えて育ててあげれば比較的簡単に産卵が期待できます。また、ゼブラダニオは卵生魚の中でも孵化率が良い魚として知られているそうです。*1 産卵の方法は、ばらまき型とも呼ばれるコイ科に多い産卵方法で、たくさんの卵を水槽内にばらまきます。親は卵を食べてしまうので、水草が茂った水槽でないようだったら、産卵前に繁殖用の水槽に移動させた方が良いでしょう。
オスとメスの判別
成熟したオスは、メスに比べて体が細く、縞模様の白の線が黄色っぽく見える
成熟したメスは、オスより一回り大きく、縞模様の白の線が銀色っぽく見える
混泳に向いている熱帯魚
ゼブラダニオ、ラスボラの仲間、コリドラス等が混泳に適しています。メダカの仲間等、ゆったり泳ぐ熱帯魚との混泳はさけた方が良いでしょう。ゼブラダニオはよく餌を食べるので、混泳の際には他の魚にも餌が行き渡るように気を付けましょう。
遺伝子組み換えのゼブラダニオ
遺伝子組み換えで蛍光色のゼブラダニオ(元々は環境汚染を検出する科学研究の一環としてシンガポール大学で開発されたらしく、クラゲの発光遺伝子を持っています。)は、2003年末に「Glo Fish」という商標でアメリカの一部地域のペットショップで初めて販売されたそうです。*2 日本でも過去に、サンゴの遺伝子を持つゼブラダニオが販売されたことがあるそうです。
ゼブラダニオの動画
とても飼いやすく、丈夫な魚だよ! パイロットフィッシュにもよく任命されるね! 丈夫だから生物の実験にも使われることが多いらしいんだけど、実験の時は、「ゼブラフィッシュ」と呼ばれることが多いみたい。